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座談会
キャリア採用
人生には何度か、働き方や環境を見直すタイミングがあります。この座談会では、内外エンジニアリングに転職したキャリア採用社員が、『なぜ今だったのか』『なぜ動く決断をしたのか』に焦点をあててディスカッションしていただきました。
- NNさん
本社 技術2部
- KKさん
本社 技術1部
- KAさん
大阪支社 開発事業部
- AKさん
本社 技術2部
- MYさん
本社 空間調査技術部
なぜ今、転職を決めたのか?
NNさん
本日は『転職のきっかけ』についてお話しいただきます。今回は特に、“なぜそのタイミングで転職を決めたのか”に注目して聞かせてください。まずはMYさんからお願いします。
MYさん
私は転職を考えていたわけではなかったのですが、現在所属の前身部署でアルバイトをしていたご縁がありました。そんな中、当時の先輩から『戻って仕事を手伝ってくれないか』と声をかけていただいたことが、大きなきっかけになりました。現場の測量作業をしていた前職にも不満はなかったのですが、『今なら踏み出して挑戦できる』と考えました。
NNさん
まさにタイミングが合ったということですね。では、AKさんはいかがですか?
AKさん
私は技術士の資格を取得したことで、『地元密着の仕事だけでなく、規模の大きな仕事にも携わりたい』という気持ちが芽生えました。前社は勤務先が自宅から自転車で通える距離だったこともあって通勤環境は快適でしたが、やりたい仕事と受注できる仕事とのギャップを感じ始めていました。 “このタイミングを逃せば、次に動けるのはいつになるのか?”そう考えて、思い切って転職を決断しました。
NNさん
資格取得が一つの節目になったのですね。KAさんはどうでしたか?
KAさん
前職では電力・通信系の許認可申請業務が中心でした。特定分野に特化していた反面、どうしても仕事の幅が広がらず、成長に限界を感じていました。そんな中で、『今ならまだキャリアをシフトできる』と思い、測量や設計に関われる環境を求めて転職を決断しました。実家のある池田市から通える勤務地という点でも、自分に合っていると感じました。
NNさん
なるほど。生活のバランスも含めて決断されたのですね。KKさんはどうでしょう?
KKさん
私は地方コンサルタントで12年間、主に公共事業に関わる技術者として働いていました。しかし、当時の公共事業コスト構造改革の影響で、地方企業には厳しい経営判断が迫られ、事業縮小が進行していました。氷河期世代として築いたキャリアでしたが、先行きの不透明さから34歳の時に転職を決意しました。前職でも仕事のやりがいはありましたが、安定して技術を活かせる環境を求め、新たな職場を探し始めたのが転職のきっかけです。
NNさん
まさに『今しかない』という判断だったのですね。最後に、私自身も少しお話させてください。私は49歳で転職を決断しました。そろそろ管理職として次のステージという道が見えていたのですが、それが逆に“技術者としての選択肢を狭める”と感じたんです。子どもも独立し、ある意味で一つの区切りがついたタイミングでした。『技術者として前線で働きたい』という意識が高まり、『今動かないと一生後悔する』と思ったんです。
内外エンジニアリングを選んだ理由
NNさん
2番目のテーマですが、どうして内外エンジニアリングを選んだのか。それぞれの決め手について伺っていきます。まずはKAさん、前職を辞めてからの経緯をもう少し詳しく教えていただけますか?
KAさん
はい、私は前職を辞めた後に就職活動を始めました。準備は少ししていましたが、実際には辞めて1ヶ月後には内外エンジニアリングに入社しました。3社応募した中で、レスポンスの早さや丁寧な説明、そして誠実な対応が一番の決め手でしたね。
NNさん
レスポンスが早いというのは、具体的にどのくらいのスピード感だったのでしょうか?
KAさん
1次面接は支社で支社長と部長に対応していただきました。合否の連絡が1週間ほど無く、ダメだったかと思っていたら2次面接の連絡が来ました。2次面接では条件のすり合わせが行われ、その場で採用と言っていただきました。誠実さを感じたのが印象的でした。
NNさん
ありがとうございます。では、KKさんはいかがでしたか?
NNさん
私は前職在籍中にハローワークを利用して転職活動をしました。当時は違う職種も考えていたのですが、技術士の資格を活かせる内外エンジニアリング東北支店の求人を紹介されました。同業種であることで少し迷いもありましたが、面接までスムーズに進みました。
NNさん
活動を始めてから内外エンジニアリングに決まるまでは早かったですか?
KKさん
そうですね。WEBでも探してはいましたが、タイミングよく東北支店に空きが出たところで問い合わせたのが良かったようです。
NNさん
ご家族には転職について相談されましたか?
KKさん
はい、やりたいことをやればいいと後押ししてもらいました。
NNさん
ありがとうございます。では次にMYさん。前職に就職後もお付き合いがあったというお話でしたが?
MYさん
はい、その付き合いもあって声をかけていただきました。面接は一度だけで、やってほしい仕事内容について具体的な打ち合わせのように進みました。4月1日に新卒採用者と一緒に入社しました。
NNさん
なるほど、スムーズに進んだのですね。AKさんは先ほどの話の中でも少し会社を選んだ理由があったと思うのですが、同じ京都市内の同じ業界という中で内外エンジニアリングを選んだ理由とご家族の反応についてお聞かせください。
AKさん
そうですね。家庭を持ち家族もいる中でしたが、せっかく取得した技術士の資格を活かし、もう少し大きな仕事をしたいという思いの方が強くて転職を決めました。前社を辞め就職活動をする中で、内外エンジニアリングは自分が望んでいた規模の業務に対応していることを知り、また通勤距離や条件面など総合的に判断して入社を希望したところ、採用していただきました。家族も同じ京都市内ということで快諾してくれましたね。
NNさん
なるほど。技術士の資格が転職のきっかけになったということですね。では、私自身の話も少し。
私は4年前に入社しました。地元の金沢から通える範囲で探していたところ、内外エンジニアリングの求人を見て応募しました。面接に行くと、面接官が面識のある方で、大学時代の研究室OBの方も同じ部署に在籍しているということでご縁を感じました。また、大学の非常勤講師も継続でき、家族とも話して京都なら良いということで決断しました。入社後は家族も京都に遊びに来ており、いい選択だったと感じています。
現在何を目指してどんな仕事をしていますか
NNさん
3番目のテーマとして、現在の業務で何を目指して仕事をしているかについて、皆さんに伺っていきたいと思います。まずはAKさん、お願いします。
AKさん
業務の規模は大きくなっていますが、プロセス自体は以前とそれほど変わらないので、これまでのキャリアが活かせていると感じています。上と下の世代の間にいる立場で、上から学びつつ下の指導も行っています。国交省の仕事がしたくて入社しましたが、今まさに実現していて、自分の特性を活かして会社のスローガンである『内外ファンを作ろう』を意識して頑張っているところです。その結果、良い成績をもらって表彰されたらいいなと思っています。
NNさん
実際、表彰されたことで気持ちの変化はありましたか?
AKさん
はい、評価として形に残ることで、達成感や充足感があります。前職ではそういった機会が少なかったので、内外エンジニアリングに来て良かったと思っています。
NNさん
ありがとうございます。続いてKKさん、お願いします。
KKさん
前職では測量から設計まで広く対応していたのですが、内外エンジニアリングでは農業土木に特化した分野で経験を活かせています。一つの分野に深く関われることが新鮮でしたし、専門性の高い人たちが多く刺激を受けています。若手に広い視野を持ってもらうために、現場での経験や知識を伝えることに力を入れています。会社の信頼を次の世代に引き継ぐ責任も感じています。
NNさん
女性社員も増えてきていますが、その点はどう感じていますか?
KKさん
女性だから現場に行かない、という時代ではなくなりました。泥仕事にも積極的に取り組んでもらっています。柔軟に対応できる環境が整ってきていると感じますし、組織の力強さを感じています。
NNさん
ありがとうございます。KAさんはいかがですか?
KAさん
大阪支社では、基本的に一人で案件を完結させるスタイルです。自分で営業して提案し、納品までを担当します。前職の経験が活かせている一方で、技術的には新しく覚えることも多いです。今は先輩と一緒に動いていますが、その方も定年を迎えているので、いずれ一人で全てを担えるようになることを目指しています。一案件に深く関われるのは自分に合っていると感じます。
NNさん
大阪支社は民間案件が多い分、レスポンスや技術力が問われますよね。
KAさん
はい、一回一回が勝負ですし、責任感を持って仕事に取り組んでいる姿を見て、自分もそうありたいと思っています。
NNさん
では、MYさんお願いします。
MYさん
数年前から若手社員が入り、以前は一人で担当していた業務を任せられるようになってきました。私たちの部署は市町村案件が多く、クライアントへの対応や作業内容などの提案が重要になります。これからはそういったノウハウも若手社員に指導していく必要があります。
NNさん
測量業務もデジタル化が進み、昔とは大きく変わってきましたよね。
MYさん
はい、GPSやドローンなどの技術進化によって、測量の進め方も大きく変わっています。こういった変化にどう対応していくかが重要です。
NNさん
では最後に、私の話も少しさせてください。前職では管理の比重が高かったのですが、内外エンジニアリングでは逆に技術者としての比重が高く、若手との距離が近くなり、成長していく姿を見るのが楽しみです。勤務時間も9時から5時で、残業も前職の半分以下と少なく、プライベートも充実しています。最近では技術士の育成にも力を入れていて、合格率も全国平均を上回る結果を出せました。風通しが良く、自由度も高い職場環境が魅力だと思います。
入社して良かったと感じる点
NNさん
次のテーマとして、入社して良かったと感じた点をお聞かせください。MYさんからお願いします。
MYさん
正直、もう内外エンジニアリングに染まりすぎて、最初はすぐには思いつかなかったのですが…堅苦しい雰囲気ではなく、役職や年齢に関わらずフラットで、皆さんカジュアルに接してくれて働きやすさを感じますね。最初は2階建てのプレハブで仕事していてよく揺れて不安もありましたが、今はその場所にカッコイイ新館が建って、環境が格段に良くなりました。
AKさん
休みは取りやすい会社だと思います。以前は紙の休暇届けを提出していましたが、今はスケジューラーに入力するだけでOK。スマホからも申請できますし、急な体調不良にも対応できます。会社の風土としても『休んでいい』という雰囲気があると思います。
NNさん
確かに紙の申請がないのは驚きましたよね。部署によっては昔は紙を出していたこともあったようですが。
KAさん
大阪支社は特に自由度が高いと感じています。営業車が一台しかないので移動は基本公共交通機関。しかも交通費に関して領収書の提出が不要なんです。こういうところにも社員を信頼している会社の姿勢を感じます。もちろん、自由には責任が伴いますけど、それが社員全体に浸透しているのが魅力です。
NNさん
最近はデジタル化もかなり進みましたよね。リモートワーク、スケジューラー、WEB会議など、どこでも仕事ができる環境が整っています。
KKさん、いかがですか?
KKさん
私もアナログからデジタルに変わった実感がありますね。以前は手書きの日報に判子を押していたのが、今ではパソコンで時間入力するだけ。経費もシステムで精算できるし、業務の効率化が進んでいます。待遇の面でも、前職では土日出勤しても認められない時代でもありましたが、内外エンジニアリングではその点もきちんと整理されていて、非常に信用できる会社だと感じました。また、京都では国交省案件や測量、ドローンに詳しい人がすぐそばにいて、知識や技術を気軽に得られる環境に力強さを感じます。前職では何でも自分で調べて完結させる必要がありましたが、今は周囲の力を借りながら、より多くのことに取り組めるようになりました。
NNさん
職場の雰囲気についても伺いたいです。大阪支社の印象はどうですか?
KAさん
黙々と仕事をする職人気質の集団ですね。仕事中は干渉せず集中していますが、オフになるとフレンドリーに話しかけてくれます。あまりプライベートを詮索されないけど、関心は持ってくれているような絶妙な距離感です。
MYさん
所属する部署ではGISや補償などいろんな職種のメンバーが同じフロアで働いていて、自律的に動いている印象です。3時にはラジオ体操が流れ、7~8割の人が自然に参加する文化も残っていて、ちょっとしたリフレッシュになります。
AKさん
僕は入社してからラジオ体操を覚えました(笑)。毎日続けている人もいて、表彰されることもあるんですよ。
NNさん
あと、内外エンジニアリングに入って驚いたのは会議の少なさです。前職では月の大半が会議という月もありましたが、今は必要最小限です。しかも会議室がガラス張りで、カーテンも基本的に開けたまま。情報公開の姿勢が徹底されています。役員会議の資料も全社員に公開されていて、透明性が非常に高いと感じます。
AKさん
課長会議での情報もすぐに共有され、そこから各課で動き方が決まるという形です。部署間の協力やフォローも自然に行われていて、とても働きやすいです。
応募や入社を検討している人へのメッセージ
NNさん
そろそろ時間ですので、最後のテーマに移ります。応募や入社を検討している学生や転職希望者に向けたメッセージをお願いします。MYさんからどうぞ。
MYさん
経験者ならまずは動いてみることが大切だと思います。エントリーして実際に社員と話してみれば、会社の雰囲気が分かると思います。新卒の方も、不安を抱えすぎず、入社後に自分に合う仕事を見つけてどんどん挑戦していってほしいです。
AKさん
中途でもプロパーでも分け隔てなく接してもらえますし、やりたいことを伝えれば、それに合った配属をしてくれます。私も河川を希望したら、ちゃんとその部署に配属されました。頑張った分だけ評価されるので、不安なく飛び込んで大丈夫だと思います。
KAさん
私は他業種からの転職でした。最初は覚えることが多いですが、本質が見えてくるのは3年くらいかかると思っています。その3年の間に多くの経験を積ませてくれる会社なので、腰を据えて取り組めば必ず自分の力になるはずです。
KKさん
転職には勇気が要りますが、内外エンジニアリングはやりたいことがあれば実現できる会社です。方向性が変わっても、新たな挑戦先が見つけやすい環境です。自分の理想とする技術者像を追い求める人には納得のいくキャリアが築ける職場だと思います。
NNさん
私からも一言。大学で非常勤講師をしていますが、学生には給料の見た目だけでなく、実労働時間で時給換算するように話しています。例えば、9時~6時で働く会社と9時~5時の会社では、10年で数百万もの差が出ることもあります。また、インターンは1〜2日より1週間が理想です。繁忙期の12~3月に受け入れてくれる会社は、自信がある会社だと思います。実際、講義後に連絡してくれた学生がインターンから入社まで至った例もあります。
NNさん
皆さん本日は本当にありがとうございました。転職を経てこの会社で働く中で感じていることをリアルにお話ししていただけかなと思っております。この座談会を通してこの会社で新しくチャレンジしてみようと思える人が一人でも多く出てくると、この座談会がとても意味のあるものになると思います。